職員インタビュー

INTERVIEW01

看護師
K・Y(2011年1月入職)

利用者さんに、自分らしく生活してもらいたい

中学の頃から理科の生物の科目が好きで、身体の仕組みが書いてある資料をよく読んでいました。職業体験では福祉の施設を選び、そこで働かれている看護師さんの姿がかっこ良かったのをすごく覚えています。高校に入り、進路を考えていく中で、当時のかっこいい看護師さんたちの姿や、母も医療に関わる仕事をしていたことから、「一生ものの仕事」をしようと思い、看護専門学校を受験しました。

生活の場でどのように過ごしていただくか

やすらぎ福祉会に来た理由は、子育てとの兼ね合いで、夜勤の無い施設を探していたというシンプルな理由ですが、保育園があるので、育休からの復帰もスムーズです。今まで関わらせていただいた終末期ケアのご利用者さんたちのことはずっと忘れません。病院とは違い、生活の場でいかに安楽に過ごしていただくか。ご本人はもちろん、ご家族のお気持ちも汲み取り、その方の人生の最期に携われるというのは本当にやりがいのある仕事だと思います。対人との仕事はしんどいこともたくさんありますが、やすらぎ福祉会は、相談できる仲間、頼りになる上司がいるので安心して働くことができています。

  INTERVIEW 02

介護職員
O・N(2021年4月入職)

利用者さんが楽しく生活していただけるように。それが私たちの仕事

同じ質問でも、日によって返答が異なることがあります。でも、どの返答も利用者さんの本当の気持ちで、思い出に繋がっていることが多いです。ご家族からお話を伺って「そういう思いなのか!なるほど!」と発見の連続です。だから利用者さんとお話するのが楽しいです。利用者さん、ご家族の方には、福祉施設も介護サービスもたくさんある中、やすらぎ福祉会を選んでいただいています。だからこそ、「選んでよかった」と思っていただきたい。身体介護だけではなく、利用者さんにどれだけ楽しい生活をご提供できるかを考えることが私たちの仕事だと思っています。

「もう歩けない“だろう”」で終わらせたくないから

「もう歩けない“だろう”」ということで車いすを使用されている利用者さんに出会いました。でも実はこの方は自分の足で立つことも歩くこともできる方で、それが分かったとき、利用者さんとご家族が本当に嬉しそうで、喜んでいただけて…。「ここを利用して良かった」と言っていただけた時に、凄く感動して「嬉しい~!」って気持ちでいっぱいになりました。「できない“だろう”」で終わらせるのではなく、「こうしたらできるのでは?」と話し合いをすることができたのは介護職だからこそですし、これが介護の面白いところだと思います。

「介護って良いでしょ!」って伝えたい

介護職は決して「“誰にでもできる”仕事」ではないです。誰かの人生に携わらせていただくことのできる職業で、特別な仕事ですし、そのことにプライドを持って仕事をしています。私は介護の楽しさをたくさん知っています。だから「介護って良いでしょ!楽しいでしょ!」って言いたい。楽しくない人には「楽しいじゃん!」って伝えたいし、毎日同じだなって思っている人には「この瞬間は今しかないよ!よく見て!同じじゃない!」って言いたいです。業務はあとからでもできますが、この瞬間の利用者さんにはこの瞬間しか対応できないし、目の前にいる自分にしかこの利用者さんの対応はできないから。プライドを持って誰かの人生に携わることができるこの特別な仕事をもっとたくさんの人に知ってもらい、介護って楽しいよ!って伝えていきたいと思っています。

スタッフインタビュー

松原 順子

介護福祉士・ケアマネジャー
介護型ケアハウス「ソラーレ」所属
副施設長
2007年 入社

知識と視野を広げるために必要なのは、垣根を越えて連携し合うことでした。

介護保険が開始される平成12年、私の介護職への道はスタートしました。最初は介護保険の開始に伴い、ヘルパー2級の講座が多くの場所で開催されていたので、受講していました。ですが実際の現場に入ると、自分の存在が誰かの役に立てる喜びを感じ、利用者さまの生き方や生活をどう支えていけるか、もっと私がしてあげられることはないかと、常に考えるようになっていました。特養や訪問介護事業所で、介護福祉士だけでなく、施設外のサポートもできるケアマネジャーも経験。なかでも訪問介護は、一人の利用者さまと密に関われましたが、介護面や特に医療面でわからないことがあっても、一人で対処をしなくてはいけないので、多くの不安や悩みを抱えるようになりました。そんなとき、入れ替わりできていた当法人の訪問看護の職員が、一緒に担当していた方だけでなく、他の利用者さまで感じる医療面の疑問に関しても、丁寧に教えて頂いたんです。他の職種や事業所との連携は、自分の視野と知識も広げられるとわかり、次は訪問看護もある事業所に入職したいと考え、当法人へ転職をしました。今では、正規・非常勤合わせて20年以上介護の仕事に携わり、天職といえるようになっています。


山本 章悟

介護福祉士・生活相談員
在宅サービス複合施設「さくらホーム」ショートステイ所属 
相談員リーダー
2011年新卒入社

大好きな祖母に届けられなかったサポートを。幼いころに感じた悔しさが、介護職の道へ導いてくれました。

大好きだった祖母の存在が、介護職を志すきっかけです。幼い頃、手をつないで歩いていた祖母が、小さな段差につまずき転んでしまったことで、寝たきりの生活を余儀なくされました。大切な存在であるにもかかわらず、何もしてあげられないまま最期を看取ったとき、幼いながらも「ヘルパーさんのように、自分も祖母を支えたかった」という悔しさや、「私の力で人を助けたい」という強い想いが芽生えた瞬間は、今でもはっきりと覚えています。そんな子どもの頃の経験から、介護職を目指し福祉の大学へ進学。就職活動の1社目に出会った『やすらぎ福祉会』に入職をしました。最初は自宅からの通いやすさを重視していましたが、今では上司を含め職員みんなに恵まれた当法人を選び、本当に良かったと感じています。特に入職したての頃、常に自分を気にかけてくださり、寄り添ってくれた主任がいなければ、今の私はいなかったかもしれません。壁にぶつかってしまったときの自分を支え、今日まで続けられる力をくれた職員の方々には感謝の気持ちでいっぱいです。